カラコンの使用期限と有効期限の違いは？期限切れでも使える？

カラコンには安全に使用するための使用期限と有効期限が設けられています。パッケージに記載されているのが有効期限であり、未開封の状態で使用できる期間です。

使用期限は開封してから使用できる期間であり、有効期限とは異なります。カラコンを安全に使用するためにも、使用期限と有効期限の違いについて知っておきましょう。

今回は、カラコンの使用期限と有効期限の違いや期限切れでも使えるのか、について詳しく解説していきます。

カラコンの使用期限と有効期限とは？

カラコンには使用期限と有効期限の2つの期限が設けられています。ワンデーや2weekなど使用期限はなんとなくイメージがつきますが、有効期限は気にしたことがない方もいるかもしれません。

カラコンは未開封であればいつでも使用できるのではなく、有効期限内での使用することが大切です。

カラコンの使用期限

カラコンの使用期限とは、開封してから使用できる期間のことです。たとえば、ワンデータイプのカラコンであれば、開封してから1日間、2weekであれば開封してから2週間などの期間のこと。

開封してからカウントされるため、開封後に使用しなくても期限が過ぎてしまうと使用できません。ワンデータイプのカラコンは1度外した後は再利用ができず、2weekやマンスリータイプは洗浄しなければ継続して使い続けることができません。

✔1day

使用期限は1回限りです。

ダイヤワンデー

ダイヤワンデーマビィ

✔2week

使用期限は開封後14日間です。

シェリール

✔１month

使用期限は開封後1ヶ月間です。

スイッチ

カラコンの有効期限

カラコンの有効期限は、カラコンを購入してから適切な環境で保管していた場合に使える期間のことです。パッケージには「EXP:2022.1.1」などのように記載されています。ただし、有効期限内であっても保存状態が悪ければ早く劣化してしまうおそれもあります。

使用期限・有効期限切れのカラコンは目のトラブルの原因に

使用期限・有効期限が切れたカラコンを使うことで、目のトラブルを起こす可能性があります。また、カラコンの使用状況については、厚生労働省が下記のような文面を出しています。

平成 26 年度厚生労働科学研究「カラーコンタクトレンズの規格適合性に関する調査研究」における「学校現場でのコンタクトレンズ使用状況調査データの２次解析」の報告では、眼障害の危険因子として、不適切なケアや長時間又は交換期間を超えた装用等が考えられるとともに、インターネット及び通信販売（以下「インターネット販売等」という。）を利用した購入者に眼障害が多いことが指摘されている。
引用元：厚生労働省　コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について（平成29年9月26日　薬生発0926第5号）

カラコンの使用期限や有効期限を守らないことが眼障害などを引き起こす可能性があると指摘しており注意が必要です。目のトラブルを防ぐためにも、使用期限・有効期限が切れたものは使用しないでください。

使用期限切れのカラコンを使った結果

ワンデータイプのカラコンは、1度外したら再使用はできません。しかし、一部のユーザーの中には使用期限を守らず、利用を続けたことでトラブルを起こしてしまったなとの声も聞かれます。

カラコン使用期限チキって目死んだ一時期眼帯生活です

— トラヴィス・ガウット (@7li_zp) January 24, 2022

カラコン期限切れとること忘れとってまた充血しました。目くそ止まりません。

— ツンデレかよ^_−☆ (@nn_420n) January 15, 2022

使用期限を守らず使い続けた結果、目の痛みや充血などの異変が起き、眼科での受診が必要になるケースもあります。治療のためしばらくの間は眼帯でカラコンが使用できない生活を送ることもあります。

未開封のカラコンの有効期限が切れたらどうする？

未開封のカラコンの有効期限が切れている場合は、使用せずに処分してください。未使用のまま処分するのはもったいない気持ちもありますが、目トラブルを防ぐためにも使用は控えましょう。また、有効期限内であっても使用中に違和感などがある場合は、すぐに使用を中止して眼科を受診してください。

▼カラコンのトラブルについてはコチラ

カラコンのトラブルまとめ！トラブル回避の方法と対処法

カラコンは使用期限と有効期限を守って楽しもう

今回はカラコンの使用期限と有効期限について詳しく解説しました。カラコンには開封後の使用期限と開封前の有効期限の2種類があります。

目のトラブルを予防し安全にカラコンを使用するためにも必ず使用期限と有効期限は守りましょう。